太陽光発電の基本説明
太陽光発電は「太陽電池」と呼ばれる装置を用いて、太陽の光エネルギーを直接電気に変換する発電方式です。無尽蔵のエネルギーを活用できるため、年々深刻化するエネルギー資源問題の有力な解決策の一つでもあります。日本は、世界でもトップクラスの太陽光発電技術を有する国でもあり、その導入量のさらなる増加が期待されています。
また、太陽光発電システムは1年で1%程度のシステムロスが発生する程度で、25年もの間メーカーが保証を出すほど長期間維持が可能です。
太陽光により発電した電力は買取が保証されています。
- 東日本大震災以降、日本政府が再生可能エネルギーの普及促進のために導入した制度で、諸外国でも同様な制度が導入されています。
- 太陽光により発電した電力を、20年間・全量・一定金額で東京電力など一般電力事業者が買い取ることを保証した制度です。
- 2012年度40円/KWh、2013年度36円/kWh、2014年度32円/Kwhと段階的に買取価格が下がっており今後も下がる方向です(税抜き)。
全量買取の適用を受けるには「5つの条件」が必要です。
- 10kW以上の出力を有する設備を導入すること(10kW未満の場合「余剰買取」となります)。
- 50kW以上の高圧、特別高圧の場合は送電用受変電設備を導入すること。
- 経済産業大臣に設備認定を受けること。
- 接続の検討にあたり不可欠な設備の仕様、設置場所および接続箇所に関する情報がすべてそろっている接続契約の申し込み書類を電力会社へ提出すること。
- 申込後に設備の導入を撤回した場合に接続検討に要した費用を支払うことに同意していること。
出展:資源エネルギー庁発行「再生可能エネルギー 固定買取制度ガイドブック」
太陽光発電事業には大きなメリットがあります。
- 太陽エネルギーを源泉にしており、将来の調達不安やコスト増加などの心配は全くありません。
- 動力機器を使わないため、機器トラブルの心配は殆ど無く、また、設置後の面倒なメンテナンスも不要です。
- 固定買取制度により、安定した売上と利益が得られます。20年間という長期間、高利利回りで安定した収入が得られます。
- 政府系金融機関、民間金融機関、信販会社などが融資に積極的に取組んでおり、ニーズに応じた低利の融資が受けられます。
- グリーン税制により税制優遇を受けることも可能です。